おにぎり猫のものがたり 第三十三話 更新しました

よき夜を 2024.02.02 オニはここ

よき夜を 2024.02.02 オニはここ

よき夜を 2024.02.02 オニはここ

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
いつの間にか二月になっていました。
一月は何処へ雲隠れしたのでしょう。
代わりに頑張ってくれる二月の頼もしいこと。
二月はきっとやってくれるに違いありません。

二月最初の「よき夜を」となれば
やはりこの件に触れないわけにはまいりません。
そう、あの\節分/です。
豆をまいたり最近ではお寿司を食べたりする、あれです。
私も昔は豆も寿司もやって、更に吉田神社へお参りまでしていました。
本番前の鬼さんがにこやかに子どもとの写真撮影に応じていたりして
なかなかに楽しかった思い出がございます(寒かったですけどね)。
ここ近年は豆もお寿司も致しておりません。
お参りはいつものご近所の神社にご挨拶に行くだけです。
鬼を追い出す必要はない、どうしても追い出したいなら
それなりの覚悟を持って自分の内側に豆をまけ
そう思うようになったからです。
(豆や寿司を楽しむのはとっても良いことと思っております)
(存分にお楽しみになられますよう)
(見切り品のお寿司は物色に行こうかしら…( ´艸`)

昨年の節分に関する記事一昨年の節分に関する記事に書いた事と
思いはさほど変わっておりません。
鬼は自分の内側にあるのであって、外から来るものではない。
豆をまくことで、自分自身を振り返り「鬼」がおるのだなと自覚する。
そう使えるならば、内なる鬼とうまくやってゆけるかもしれません。
私の中には鬼などいない!清廉潔白だ!と言い張っていると
内側に巣食っている巨大で禍々しい鬼が思いもよらぬ時に飛び出して
築いて来た何もかもを破壊してしまうかもしれません。
内なる鬼は敵ではないのです。
今の自分には自覚できていない部分、あるいは認められない部分など
自分の一部に過ぎないのです。そして可能性をも秘めています。
河合隼雄氏の著書「影の現象学」を繰り返し読んだ影響で
私は”鬼”をそう考えるようになりました。

自分がどうしても受け入れることが出来ない自分。
それを外側に見立てて攻撃してしまったりする。
科学的に現実的に生きていると思っている人が、占星術や宗教を馬鹿にする。
精神的な世界を生きていると思っている人が、お金儲けや流行を馬鹿にする。
どちらも、攻撃しているものに無自覚に飲み込まれてしまっているのです。
(本当にそれを対象化できていると何の感情もわかず、攻撃もしないものです)
”それ”に触れるとイライラしたり否定したくなったりするのであれば、
むしろチャンスです。自分を拡げるチャンスなのです。
もちろん痛みは伴います。影を統合するのは危険な道のりでもあります。
それでもやってみる価値はあるかもしれません。
「ここに可能性があるぞ」内なる鬼がそう言ってくれています。
その鬼、豆をぶつけて追い出しますか、受け入れて共に生きますか。

どなたさまも、よき夜を、よき節分と立春を、よき一週間を。

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◆今週の人さまのお言葉◆

おのれの心に地獄を見出しえぬ人は、自ら善人であることを確信し、悪人たちを罰するための地獄をこの世につくることになる。心の世界を拡張するということは、近代科学によって否定された魂の存在について、もう一度見直すことにもなるであろう。

「影の現象学」河合隼雄著 講談社学術文庫 p169

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