おにぎり猫のものがたり
このおにぎりを食べると
何故か元気が出て
楽しくなったりするのです
<ネクパブPODアワード2023にてグランプリを受賞しました>
2022年にネクパブ・オーサーズプレス(11/1よりパブファンプレス)より発行された
個人出版書籍から選ぶアワードにて「おにぎり猫のものがたり」がグランプリを受賞
いたしました。制作の裏側についての記事はこちらです。
「おにぎり猫のものがたり」は、こんなお話です
公園の一角に小さなおにぎりスタンドがあります。
やさしい目をした猫がおにぎり屋を営んでいます。
おにぎりスタンドにやってくるお客さんはお腹を空かせて、
心も少しすり減らしています。
ベンチに座っておにぎりを食べて、お腹と心の両方を満たして、
少し元気になって楽しくなって帰ってゆきます。
おにぎりは<うめ、おかか、こんぶ>の三種類
このおにぎりを食べると、何故か元気になったり楽しくなったりするのです。
お客さまは、それぞれの事情を抱えて小さなおにぎり店にやってきて
ベンチでおにぎりを食べて、それぞれの日常に帰ってゆきます。
来る前より少し元気になったり明るくなったり気楽になったりしています。
小梅は今日もこつこつと、小さなおにぎり店でおにぎりを作って、
お客さまをお迎えします。
あなたもどうぞ、このベンチへおこしください。
おにぎりとお茶をととのえて、お待ち申し上げております。
instagramリール動画でご紹介しています
https://www.instagram.com/mikepunch0358/reels/
Amazonにて書籍販売中です
登場するひとびと(ほぼ猫)
お読み頂いた方からのご感想
NetGalleyとAmazonに頂いたレビューや、各話へ個別に頂いたご感想です
それぞれのお話
(第一話は無料でお読み頂けます)
第一話 公園のおにぎりスタンド
営業の外回り中にお腹が空いた社長さん。
公園のおにぎりスタンドが目に入ります。
おにぎりを食べると・・
第二話 おにぎり猫の家族と先生
主人公「小梅」の家族と、おにぎりの先生「こごめ」が登場します。
小梅があたたかい存在に支えられている事を描きます。
第三話 地味なおにぎり
おにぎり店に来て「地味なおにぎりね!」とご不満そうなお客さま。
小梅のおにぎりを食べたところ・・・。
第四話 飢えた子ども・その①
小梅の店を木の陰からじっと見ている子ども。
小梅がその子におにぎりを持っていくと・・・。その②に続きます。
第五話 飢えた子ども・その②
おにぎりを食べている子どもをしかりつけて連れ帰ろうとするお父さん。
その様子を見て小梅は・・・。その①の続きです。
第六話 ネズミの神様
おにぎり猫のお店にネズミがやってきます。
とても大切な仕事をするために来てくれているのです。
第七話 大きなおにぎり
その日は朝からいつもと違ってお客さまが一人も来られない・・・。
そんな小梅のもとに意外なお客さまが。
第八話 商売敵
小梅の店を偵察に来るオシャレなおにぎり店の店長。
小梅のおにぎりを食べて・・・。
第九話 山の猫男
お店に休憩の札を出して大きな樹のそばに来た小梅。
切ない表情で樹を見上げる小梅の後ろに・・・。
第十話 いつものお客さま
いつもはおにぎりをお持ち帰りになる常連のお客さま。
今日は「ベンチで食べたいの」と仰います。
第十一話 小梅の手
おにぎりづくりに没頭する小梅の姿をスタンドの外からそっと見守るこごめ。
ふたりの間には親密な時間が流れます。
第十二話 しずかなお客さま
メニューを嬉しそうにご覧になるお客さま。
とても静かにおにぎりとベンチを堪能されます。
第十三話 3つのおにぎり
小梅の店に来た若者はおにぎりを選べません。
決められない自分を変えたくておにぎりを食べに来たのですが・・
第十四話 小梅とうつわ
小梅が使う”うつわ”に目をとめたお客さま。
目利きと褒められて、小梅は自分の子ども時代の話をします。
それを聞いたお客さまは・・・
第十五話 小梅の昔のおはなし①
蛍焼きの皿を見て喜ぶ子供たち。
小梅は自分の子ども時代の事を語ります。
それを聞いた子供たちは・・・
第十六話 お昼休み
仕事に悩みを抱えている若い女性。
小梅におにぎり店を始めたきっかけを訊いて・・・。
第十七話 完璧なふたり
ふたりのお客さま。
そっくりな姿で言葉も動きも完璧に一致しているふたりが、
おにぎりを食べ始めると・・・。
第十八話 ちいさなお客さま
外から「おにぎりー」と大きな声が聞こえて小梅が見てみると
小さなこどもがいました。心配して来たお母さんはとても疲れた様子です。
第十九話 年に一度のお客さま
毎年12月の終わりに来られるお客さま。
とても重い仕事を担っている方です。
今年もおにぎりを食べにいらっしゃいました。
第二十話 食べてはいけない
おなかが空いた女性が小梅のおにぎり店を見つけます。
でも、おにぎりを食べてはいけないのです・・・。
第二十一話 小梅の昔のおはなし②
大きな樹を見上げる山の猫男。そこへノリオが来ます。
山の猫男はこの樹の下に倒れていた「あの子」の話を語り始めます。
第二十二話 絵を描く子
小梅の娘「こんぶ」がスケッチブックを持ってお店にやってきます。
ベンチに座って樹を描き始めるのですが・・・。
第二十三話 助ける子
小梅が不在のおにぎりスタンドにお客さまが。
おかかは「わたしがやります」と言ってひとりでスタンドに入ります。
第二十四話 おにぎりの休日
おにぎりスタンドにやんごとなき方が来られます。
ひとりでベンチでおにぎりを食べて、答えを見つけたいと仰います。
第二十五話 おにぎりの奇跡
小梅の店にやってきた夫ノリオ。
ベンチに座っておにぎりを食べながら昔を思い出します。
あたたかいラブストーリー。
第二十六話 三角のおにぎり
小梅の店にやってきた二人連れ。
ひとりが「おにぎりは丸いものだ!」と
ゴネますが・・・。
第二十七話 雨のお客さま
雨に降りこめられた小梅の店へ、ネズミ神の長老と山の猫男が来ます。
不穏を察知して小梅を守りに来たようです。そこに怪しい声が・・。
第二十八話 おにぎりがおいしいなんて
悲しみに暮れて打ちひしがれたひとがベンチに座り込みます。
小梅が運んで来たおにぎりを食べたそのひとは・・・。
第二十九話 おかかちゃんこんぶちゃん
小梅の店にやって来たお客さまは、おかかとこんぶの先生でした。
おにぎりを食べて、鳥と分け合って、心を決めてお帰りになります。
第三十話 小梅の昔のお話③ 震える手
慕っていた先生が去り、嘆き悲しむおかかとこんぶ。
すがりついて泣くふたりをなぐさめながら
小梅は自分の子ども時代の別れを思い出します。
第三十一話 小梅の親友
小梅が蛍焼きのうつわを買ったうつわやの店主
シオリがおにぎりを食べに来ます。
小梅の事を知りたくて来たシオリはおにぎりを食べて
小梅が内に秘めている苦悩を悟ります。
第三十二話 平気だよ
小梅の店に来た父親と子ども。
父親は子どもを厳しく育てている様子です。
子どもは「平気だよ」と言いますが
父親が立ち去りおにぎりを食べて…。
スピンオフストーリー
おにぎり屋を始めたこごめという名の娘のおはなし
小梅におにぎりつくりを教えた師匠「こごめ」が若い時におにぎりに出会い、
自分の人生を作ってゆくお話です。
おにぎりアクション2021にこの物語で参加しました。
山の民となった一族のお話
その昔、小さな集落に暮らしていた一族。オニ族と呼ばれ、嫌われながらも、
他者に優しく朗らかに暮らしていた彼らの元に、ある日、商人がやってきて…。
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