よき夜を 2024.01.12 一緒にごはん

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
一月になって半ばが近づいております。
年始に起きた出来事やその前の事などなどから
悔いのないように日々を過ごしたいと思います。

さて世間は通常運行が粛々と始まっていて
こうして日常は続いて行くのだなと感じます。
年末まで必死のパッチ状態で全力疾走していて
さすがに年明けからしばらくは本調子ではなく
さらに年始に起きた出来事でダメージも受けて
それなりにへろへろでしたが
ここに来てやっと、動けるようになってきました。

かの地で不便な状況にある人たちは眠れているだろうか
ご飯を食べられているだろうかと気になりつつ
自分の日常を生きるしかありません。
あたたかい食事を、自分の好きなものを食べられる自由に
感謝しつつ美味しく頂いています。
とはいえ、作業をしながらご飯を食べるのがここ数年の状態です。
PCをぱかぱかやりつつの食事。食べ物に失礼きわまりない。
自分自身にもよくないことです。
そうは思うものの、今はとにかく仕方がない。
乗り越えて落ち着いた暁に、ゆっくりご飯に集中する食事にします。

母が家にいた時は、台所に並んで座って喋りながら食事をしていました。
鎌倉の民芸店で求めた鳩の箸置きに、それぞれのお箸を置いて
いつも自然と決まったように食事をして、お茶とお菓子を頂きました。
ほとんど母が話して、私は聞いている事の方が多かったのです。
同じ話を何度も聞きました。(子供の時からそうですが)
同じ話で何度も大笑いをしました。
そのあたたかい記憶のおかげで、
今の雑な食事でもそれなりに満足出来ているのかもしれません。
一緒にご飯を食べた記憶が人を生かす事もあるのだと思います。
避難所での食事はどんなだろうと考えてしまいます。
それぞれの好きなものを食べられるのが一番ですが
まだ難しいのかもしれません。
せめて一緒にごはんを食べるのが楽しい、嬉しい人と
笑いあって食事ができる環境であればと願います。
変らない日常を生きている私たちもです。

どなたさまも、よき夜を、よき一週間を。

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