よき夜を 2023.07.07 ねがいごと

よき夜を　2023.07.07　ねがいごと

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
お暑うございます。
梅雨あけたのではありませんか…？と
その筋の公的機関の方々に問うてみたい気持になります。
私の中では「蝉が鳴いたら梅雨明け」と決めておりまして
今週木曜日にニイニイゼミの声を観測いたしましたので
ミケパンチ生息地は勝手ながら梅雨明け済とさせて頂きます。

本日７月７日、七夕です。
おにぎり父さんノリオさんに久しぶりに登場頂きました。
笹につけたカラフルな短冊にはどんなねがいごとが書かれているのでしょう。
大喜びで踊っているおかかとこんぶは何を書いたのでしょう。
これを読んで頂いているあなたは何を書かれたでしょう。

昨年の七夕の私は、ひたすら「母に生きて欲しい」でした。
一年たってみて、どれほどの緊張の中にいたのかを思い出しています。
今年は五月末の母が入院したその日付のあたりから
案の定、心身が不安定になりました。
（そんな事もあって「おにぎり猫のものがたり」などなど遅れております<(_ _)>）
これも大切な喪の仕事のひとつ。逃げず目をそらさずに通っておきます。

今年の私は短冊に何を書いたものかと考えてしまいます。
現実的な事で「うまくいってほしい」ものはたくさんあるのです。
・「おにぎり猫のものがたり」第二巻を無事に発行できますように
・年末に開催する個展の準備を滞りなく進められますように
・母が遺した作品を一番いい形で世に出せますように
などなど………自分の事ばっかりですね(;´∀｀)

目の前の現実的なねがいごとは、自分にねがいがあるのを認めたら、
あとは自分が動くしかありません。
神さまに頼って座っていても現実にはなりません。
時間が過ぎていくばかりです。
自分が動いて、出来るだけの事をして、自分ではどうにもならない部分は
「神さま」の手にゆだねる。そうして朗らかでいる。
結果が自分の思った通りでなくても、それを自分にとってよきものと受け入れて
また自分が動く。
その先に「ねがいごとがかなう」地点があります。
その頃には、ねがいごとは既にねがいごとではなく、現実です。
ごく自然にその地点を通り抜けてゆきます。
あとで振り返って、あの地点だったと気がつきます。

短冊にそれを書くとしたら、ねがいごとというよりも
言挙げ、宣言のようなものかもしれません。
自分の中に「これ」と見つけたものを紙に書いて
笹に吊るして神さまに宣言をするのです。
わたくし、これを致しますので、と。
そして、これをかなえてください、ではなく
御心のままに、よきようにおはからいくださいませ、と。
笹に吊るしてしまえばこちらのものです。
あとは朗らかに一歩を歩み出してしまいましょう。

どなたさまも、よき夜を、よき七夕を、よき一週間を。

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