よき夜を　2023.05.12　ハハノヒコドモノヒ

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
カレンダー通りのお勤めの方は
連休明けの一週間が終わりました。
いつもより長く感じられたでしょうか。
むしろ溜まっていた仕事を片付けるのに必死で
あっと言う間だったでしょうか。
ともかく乗り切りました。
誰もが自分に拍手喝采の週末です。
どうぞご自愛くださいませ。

次の日曜日5月14日は母の日です。
先月頃からスーパーなどに買い物に行くと「母の日」コーナーがあり
ネット内でも事あるごとに「母の日」推しに出会いました。
昨年までは「ご商売おきばりやす」くらいの気持ちで見ていましたが
今年は「母の日」の文字を見ると、それなりに削れました。
ああ、これがそうなのか、と、やっと体感しました。
母がいる人といない人をどうしようもなく分けてしまうイベントなのだと
自分が＜いない側＞になって実感として判りました。
これも私に必要だった体験です。
判っていなかったことが体感として判るのは、ありがたい事です。

母の日はお母さんに感謝するイベントなのですが
その対象がいなくなってみて判った事もあります。
母の日は、お母さんの日で、更には子どもの日なのかな。
そのように感じました。

母であるからには子どもがいます。
母の日に感謝されて贈り物をもらったりする時に
当のお母さんが心の奥で感じていることは、もしかすると
「私には子どもがいるのだ」なのかもしれません。
（子どもがいない、母ではないミケパンチには判らないですが）
世の中にはさまざまな家族があり
子どもがいる母である事を、ただ喜べる母ばかりではなく
母がいる子どもである事を、ただ喜べる子どもばかりではない、
そのような現実もあります。
そこから目をそらさないことを選んだうえで
母の日の一番の贈り物は、「子ども」かもしれないと思います。

「母の日」は、実は「子どもの日」なのではあるまいか。
今年の私が子どもの立場を失って、やっと感じられたことです。

日曜日にお母さんにカーネーションなどの贈り物をされる方
一番の贈り物は、もしかすると、あなたです。
どうぞ素敵な母の日をお過ごしになられますよう。
私も母の思い出に白い花を贈りたいと思います。

どなたさまも、よき夜を、よき一週間を。

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