よき夜を　2023.02.17　ダンスがすんだ

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
先週末にはあたたかくなり、週明けてまた寒くなり。
今週末はあたたかくなり。
まだ気を抜くわけにはいかない日々です。
石油ストーブにすっかり頼り切っております。
この世に「火」があって良かったなぁと
猫のようにストーブの前で背中を丸めながら
プロメテウスに感謝する冬の終わりです。

この一月に、数年来の願いがひょいと叶ってしまいました。
数年前にびわ湖ホールで公演を観て、すっかり魅了されて
それ以来「推し」ているダンス集団、湖南ダンスカンパニー。
”障がい者”と”そうでない人”が一緒に踊るダンスです。
そのダンスの中に私も入らせて頂いて、踊ってきました。
こちらのイベントです。
https://biwako-arts.or.jp/rd/eventlist/31502.html
音楽が始まってダンスに入り
私を含む一般人３人は、右も左もわからないまま、いきなり踊りの渦にいました。
事前にイベント会場で作った「うみのはた」を持って踊りました。
後半からは自分で持って行った、母が遺した藍染めのハンカチを使いました。
ダンサーの人たちのようにはとても動かれませんから
ひとりでゆっくりと動きました。
一斉に同じポーズをする場面では、私にはとても無理な形だったので
その場で藍染のハンカチを広げて、そこに祈りを捧げる動きをしました。
ひとりで自分に出来る動きをしていましたが、
踊りの中にいて独りではないと感じつつ自由でいられました。
踊りが終わった時には汗だくのへとへとで息があがっていました。
最高の時間、最高の体験でした。
自分自身である事が肝心。その確信をあらためて深くしました。

このダンスの中では、誰もが自分である事がまず大事。
観ていてそう感じていました。躍ってみて、更にそう感じました。
それぞれの人が自分を動きます。
ずっと座っていて「おーい」と言っている人もいます。
それが見事に調和してしまう世界です。
世の中も、そんな具合になってゆけば良いと、強く思います。
自分のダンスを踊り、生きてまいりましょう。

どなたさまも、よき夜を。

糸賀一雄記念賞音楽祭第十九回のもようがYouTubeにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=gXn_A71H1cI
湖南ダンスカンパニーの登場は1:22:45頃からです。
他の場面も素晴らしいです。音楽が最高です。

◆今週の人さまのお言葉◆
「この子らを世の光に」糸賀一雄
https://www.pref.shiga.lg.jp/oumi/yonohikarini/103707.html

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