よき夜を 2024.05.10 魂の栄養②

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
連休明けからのウィークデー
ただでさえ心身の負担が大きくなる時に
激しい気温の変動に見舞われた今週でした。
どうぞ皆さま、ご自愛くださいませ。

先週に続いて今週も、魂の栄養のお話です。
ミケパンチは連休の前半に、地元の音楽祭へ一日だけ行って来ました。
こちらです。
https://festival.biwako-hall.or.jp/2024/
毎年楽しみにしている音楽祭です。
昨年は早々にチケットをおさえて、楽しみに待っておりました。
今年は諸々で公演内容のチェックも出来ず、チケットもおさえず、
ノープランの手ぶらで行って、ロビーコンサートだけを楽しみました。

ロビーコンサートは無料ですので、座席の確保は出来ません。
（荷物を置いて確保するのは禁止と掲示もされていますが、やってる人はいました）
席がなくても聴き逃しても、それはそれでいいかと、気楽に出かけられました。
朝一番の公演は、さすがに人が少なくて、最前列に座ってたっぷり楽しめました。
ヴァイオリンとピアノの演奏でした。
ヴァイオリニストの方は存じ上げませんでしたが、素晴らしい演奏でした。
すっかりファンになりました。
https://festival.biwako-hall.or.jp/2024/artist/218
間近で見ることが出来たので、体全体でヴァイオリンを奏でているのがよく判りました。
演奏中に観客席へ目を配り、にっこり微笑むサービス満載。
ヴァイオリンを、音楽を、人を、愛して大切にされているのが伝わってきました。

ロビーコンサートの席は徐々に埋まり、四回目の公演は、ロビーに人が溢れていました。
出演される方が有名人だったらしく、こんなに観客が多いのは初めてでした。
私は座席に座るどころか、かろうじてステージが見える場所で立ち見をしました。
一回目の公演と同じく、ヴァイオリンとピアノの演奏。
そして、一回目と同じ曲が二曲演奏されました。
これは偶然だったのかわざとだったのか、お得な体験でした。

四回目のヴァイオリニストの方は、ごりごりの硬派でした。
観客席には目もくれず、トークなどもなく、演奏に集中していました。
ドライなスタイルなのだなと思いながら聴いていましたが、
観客の熱烈な拍手には応えて、アンコールの演奏をして、
「無料で聴けてよかったですね」と一言をかまして観客を笑わせて、
颯爽と舞台を去ってゆきました。
またまた、すっかりファンになりました。
https://festival.biwako-hall.or.jp/2024/artist/219

一流の演奏家による生演奏から得られる栄養を、たっぷりと頂けた日でした。
来年はちゃんとチケットをとって「有料で」楽しみたいです。
生演奏を聴くこととCDなどで聴くことの違いは、色々とありますが
私は、その人を見て知ることが出来るのが大きいと思います。
有名な演奏家という以前に、”その人”であることに出会える。
その人が、生身の身体を使って音楽を奏でている。
その場に立ち会うことで、その人を知り、世界を知り、自分を知るのです。
魂に栄養を頂くためには自分で動くことが肝要だと、改めて感じたことでした。
身体性を手放さぬよう、気をつけてまいります。

どなたさまも、よき夜を、よき一週間を。

「鉛筆で描いた猫」展に出品した作品の一部と言葉で構成しました。
お楽しみ頂けましたら幸いです。

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カラー版は用紙がホワイトで絵が少しビビッドに感じられます。
各ページにカラーの枠があります。展示した時のマットの色に合わせてあります。
モノクロ版は用紙がクリーム色で落ち着いた雰囲気です。
枠はなく、シンプルな本です。
サイズはどちらもA5、46ページです。

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