よき夜を 2023.12.01 似合う服

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
カレンダーめくりましたか。ラスト一枚になりました。
２カ月方式のカレンダーだと先月にはラスト一枚になってました。
日めくりのカレンダーだとあと31枚もありますね。
たくさんあると騙されそうですけれど騙されてもよろしいでしょう。
ラスト一枚ラスト一カ月でも＼一カ月もある／のです。
どうぞよき12月を。

今日の絵はいきなりクリスマスモード炸裂でございますが
二年前の12月に描いた絵を発掘して手直し致しました。
(おにぎり一家のノリオさんはこの頃から既にこのキャラだったのです)
(そのことにびっくりしている作者です)
何ゆえこの絵でこのタイトルになったかと申しますと
「本日の人さまのお言葉」でご紹介したいお言葉に今朝出会ったゆえです。

◆本日の人さまのお言葉◆
https://twitter.com/walhallahlaw/status/1730339896039223474
舞踏家の最上和子さんの、服についてのぼやきです。時々ぼやいておられます。
”かっこいいお言葉”ではありませんが、今朝の私には響きました。
規制の服が”似合わないどころか違和感や滑稽感がある”と仰っています。
わたしもここ近年はそんな感じです。
某衣料量販店がご近所にあります。運動のついでに寄ってみたりします。
店内をウロウロして、見切り品コーナーで「まぁいいかな」と妥協して
一枚買ってみたりすることもあります。
身に着けてみて、しっくり来ることはほぼありませんが
妥協して、軽く我慢をしながら着ています。違和感に目をつぶります。
「こんなもんよね」と。
自分が世間の規格に合わなくなったのを、仕方がないと諦めているのです。

今朝の最上さんの言葉を読んで「こりゃいかん」と感じました。
違和感を感じる服を買って我慢して着ている場合じゃないぞと。
世間の規格に自分を寄せて行っている場合じゃないぞと。
自分に完全にフィットするものは既製品でそうそうあるものではありません。
メーカーはいっぱい売らなければならないのですから。ご商売お疲れさまです。
けれども自分に我慢をさせてまで、合わないものを身につけ過ぎてはならない。
これもまた本当です。
そんな小さなこと、と思っているうちに、それは積み重なってゆきます。
気がついた時には、自分を大切にすることが判らなくなります。
周りに振り回されるようになり、さらに判らなくなります。
日常の小さな違和感は、小さいからこそ大切にしなければならないのです。

さて着る服や日常づかいのものなどをどうしたものかと考えます。
着るもの使うもの食べるものetc選ぶのは自分を生きることそのものです。
世間の規格に合わなくなった、合わせることをしなくなったのですから
自分で考えて自分でなんとかするしかありません。
丁寧にこつこつとやっていれば、いい出会いもあるでしょう。
最上さんのように既製品に手を入れて”自分のもの”にして使うのもいいでしょう。
すぐに全てを変えるのは大変ですが、おや？と気づいたところから
少しずつ自分の心身にかなうものを選びたいと思います。
これも先週のテーマ「ご自愛」につながります。

どなたさまも、よき夜を、よき一週間を。

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◆本日の人さまのお言葉＜追加＞◆

おばあさんがこんな色を着れるっていいな。それに死ぬまで仕事がある。先進国の都市の中でこれを着たら「変な人」になるだけ。衣服は土地と繋がっているからだろうね。アジア圏にはまだ土地があるってことなのかな。土地のない都市生活者は色彩を失っていく。街を歩くと灰色だものね。 pic.twitter.com/m2fC9QAig1

— 最上和子 (@walhallahlaw) November 30, 2023

生き方そのものが「身体」になっていて、服装にひきずられない。
そんな方法もあります。積み重ねが自然にじわっと出てくるわけです。
こんなおばあさんになれたらいいと願います。

展覧会のお知らせ

鉛筆で描いたねこ展

ミケパンチの個展です。鉛筆で描いた小さな猫の絵を展示いたします。
（DMは諸般の事情により本名の(さくらいともこ)になっております）
2023.12.19(火)~12.25(月) 11:00~19:00(最終日16:00まで)
恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール
会期中はミケパンチが毎日会場にいるようにいたします
体調不良等でいられないこともあるかもしれません
諸々気をつけて過ごしますが、その時はご了承くださいませ
ご高覧頂けましたら幸いです