よき夜を 2023.08.04 夏の命

よき夜を　2023.08.04　夏の命

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
さらに暑い日が続いております。
雷雨で少し気温が下がったかな…？と思っても
あっという間に元の灼熱に戻ります。
湿度もあがって更に体にこたえます。
ひたすら、ご自愛くださいませ。

暑さを避けて早朝に近隣を一時間ほど歩くようになりました。
湖の浜へ行くコースと神社へ行くコースのどちらか
その日の気分で選びます。
その早朝運動の途中で道路に落ちている蝉に遭遇しました。
羽化する前の蝉です。
はじめは抜け殻と思って拾い上げたら、重さがありました。
羽化することがないまま命が終わったようです。
動かないからだの眼がとても綺麗でした。
頑張ったねと手のひらに包んだまま歩いて帰り
自宅の玄関先にある樹の根元に埋めました。

手のひらで包んで歩いている時に
小さな体のしっかりとした重みを感じました。
羽化して地上で活動することはなかったけれども
生きたのだと伝えているようでした。
心をうたれました。

どこまでどう生きるかはその命が決めることで
周りはどうこう言えるものではない。
まして価値判断など何の用もない。
生まれてすぐに旅立つ命も
100年生きて旅立つ命も
華やかに世界で活躍して成果を残す命も
病床で過ごして旅立つ命も
どの命も生きたのだから
大丈夫だ安心して楽しく生きておれと
蝉に励ましてもらいました。
生きてまいりましょう。

どなたさまも、よき夜を、よき一週間を。

クリックして頂けると励みになります♡

シェア頂けますと嬉しいです

◆本日の人さまのお言葉◆
中島智さん

愛される価値とか生きている価値といった問いをもつ方々というのは、市場経済システムを自らに敷衍しているのであろう。それは買う相手も売る自分をも匿名化していく発想である。「モテたい」とか「愛される自分でありたい」といった欲望も、相手や自身を代替可能な存在とみなした発想にほかならない。

— 中島智 (@nakashima001) July 22, 2023