よき夜を 2023.07.28 夏休み

よき夜を　2023.07.28　夏休み

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
災害級の暑さという言葉が流れてくる今週でした。
最高気温が37℃やら39℃やら。
「級」どころか「災害」ですね…。
まだしばらく続くようです。
無理禁止です。(⇐自分にゆってます）

今週のミケパンチは
「おにぎり猫のものがたり」第二巻の制作に必死のパッチなのと
件の災害級の暑さでやられておりました。
PC作業が続くといけません。頭痛で寝込んでしまいました。
「疲れてるけど、もう少し続けられそう…」ここで続けてしまうのです。
疲れたと感じたところで作業を止めること。自戒です。

そんな日々ですが、窓から見える夏空には気持がスカッとします。
青い空に入道雲がもくもくと盛り上がっていて「夏休み」を感じます。
目の前には作業があって、夏休みどころではないわけですが
夏空を目にするだけで、追い詰められた気持ちがふっと楽になります。
（追い詰めてるのは自分ですけれどもね( ´艸｀)

大きなトランクを引っ張って飛行機に乗らなくても
車で長い長い道のりを走らなくても
夏休みの解放感を自分の中から呼び出す事は出来ます。

私の中にある夏休みは
小学校のプールが開放されている日に泳ぎに行ったこと
近くの空き地にアオスジアゲハがたくさんいるのをよく見に行ったこと
家族で海へ行ったこと(遠浅で砂が綺麗で人が少ない浜でした）
などなど…です。
きらきらな映える記憶ではなくて、ごく日常の中にある夏休みの記憶です。
この記憶が格納されているのは、身体のように思います。
プールのコンクリートのざりざりな感触も
空き地に照りつける太陽と時々吹いてくる風の気持よさも
浜に座って食べる母が作ってくれたお弁当の味も
体感として蘇ってきます。
その瞬間の、その時その場所に、今にいながらにして行けます。
とても便利で助かる機能です。

もしかすると、色々とままならない状態になったときにも
その人が自ら「自由」を取り戻すことが出来るように
身体に記憶する機能がついているのかもしれないとも思います。

昨年の母もこの機能を使っていたでしょうか。
話す事も反応する事もなくなり、呼吸をし続けている母の所に
毎日ただ通い続けた昨年の夏でした。
私への反応はありませんでしたが、母は自分の内側で
何かの体験をしているように感じられました。
どんな記憶の体験をしていたのかを知ることは出来ませんが
ほんの少しの時間でも傍にいられたのは幸運だったと思います。

私も自分の中にたくさんのありふれた日常の
大切な記憶を残しておきたいと思います。
記憶の夏休みを楽しみつつ
未来の記憶になる日常の夏も楽しみたいと存じます。

どなたさまも、よき夜を、よき一週間を。

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