よき夜を　2023.08.25　夏休みの終わり

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
雨が続いた後に少し過ごしやすくなった気がします。
太陽が乙女座に移動して季節は処暑。
占星術も二十四節気もやるではないかと見直した今週です。
(なぜ上から目線…お許しくださいませ)

夏休みは８月31日までというのは昔のお話でしょうか。
今日から学校が始まっているところがあるようです。
まだ暑いのになぁ…クーラーも備えてないだろうに…と
いらぬお節介な事を考えてしまいます。
そして更にいらぬお節介なのでしょうが
学校に行く事が命がけな子どもの事もつい考えてしまいます。
（逆に家にいるのが命がけの子どももいるのですが…）

自ら命を絶つほど苦しい学校へ行かない選択肢はありでしょうと
若いお友だちに言ったところ、それは無責任だと答えられました。
その子の人生に何の責任も持てないのにと。
学校へ行ったという履歴を持たなければ生きてゆけない世の中だと
そのように思っておられるようでした。

そう…でしょうか。
命より大事な履歴など、どこにもないと私は思います。
学校を出て会社で働くというメジャーなルートを逸脱して生きる方法は
以前より増えているのではないでしょうか。
助けてくれる機関も、探せばあります。
そのための努力は必要ですが、生きられる方向への努力は元気が出ます。
むしろ自分を押し殺して我慢することで失われてしまうものこそが
その人を生かしてくれる非常に重要なものと思います。
それを失ってはならない、失わせてはならないのです。

「逃げておいで」と図書館がツイートをして話題になったのは2015年。
子どもに必要なのは、逃げ場所、避難場所、それを作れる大人でしょう。
そして、逃げ場所、避難場所が必要なのは、大人も同じなのです。

小梅のベンチへやってきた子どもは
ボロボロにされたランドセルを横に置いておにぎりを見つめています。
小梅は彼をそっとしておきます。鳥は黙ってそばにいます。
彼はどうするでしょう。
それを自分で決められる場所が必要なのです。
急き立てられず、口出しされず、自分で決めるのです。
何を決断しても「それでいいよ」と受け入れられる事が必要なのです。
彼に自分を生きて良いのだと心から感じてほしいのです。
そんな避難所、逃げ場所が、どの子どもにも、どの大人にもちゃんとある
私はそんな世の中を望みます。

どなたさまも、よき夜を、よき一週間を。

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9月10日開催の文学フリマ大阪にて
PUBFUNさんのブースで「おにぎり猫のものがたり」第一巻を
展示販売されるとのことです。お近くの方、よろしければ♡

◆本日の人さまのお言葉◆

今回はおふたりのお言葉です
https://twitter.com/NoriakiImai/status/1693791343490064871
https://twitter.com/aogoomuzik/status/1692769037112274954

おひとりは極限の状況を生き延びて、今は若い人を助ける仕事をしているかた。
もうおひとりは、極限を生きている人を助ける仕事をしているかた。
おふたりとも、生きることを真剣に説いておられます。
子どもたちに届きますよう。

◆　　　　◆　　　　◆

私自身は今の現状に対して何も出来ないあんぽんたんですが
「おにぎり猫のものがたり」が誰かの避難所になれば最高です。
第二巻の発行は来週になるかと思います。
第一巻と同じく外伝とあとがき入りのA５版、本編のみ収録の新書版
そして第一巻の新書版(本編のみ) の３冊同時刊行の予定です。
こちらでチェック頂けましたら幸いです。
https://onl.la/e1Niej7
メールマガジンでもお知らせいたします。
https://forms.gle/ytWu5nSjuCht3cJKA