おにぎり猫のものがたり 第三十三話 更新しました

よき夜を 2022.12.17 魂の糧

よき夜を 2022.12.17 魂の糧

よき夜を 2022.12.17 魂の糧

今日も一日、今週も一週間、お疲れさまでした。
大切な時間をお過ごしになられたことでしょう。
来週には冬至がやってきます。
陰極まりて陽に転ずる。
一陽来復。
よき転換でありますよう。

冬至が近づく影響なのでしょうか。
しばらくうつむき加減だった気持ちが、ふと楽になりました。
きっかけはたぶん、本を読んだことです。
この夏に母を看取る日々を体験するまでは、本から離れていました。
忙しいのもありましたが、手も心もそちらにむかわない。そんな感じでした。
あの酷暑が続く一カ月間、母の病室に毎日通い続けて、変化する母に会い、
最期の息に立ち会って、なにか私の中で燃えて消えてしまったようです。
空っぽになった内側を抱えたまま、「おにぎり猫のものがたり」書籍化作業や
母の作品の事や、家の片づけなどしていましたが、ある時
本を読みたい、と思いました。飢えていたのでしょう。
手に取ったのは、若松英輔さんの『言葉を植えた人』です。

若松英輔さんの本は、夏に自宅に戻って『悲しみの秘儀』を読んでおりました。
その時は、母を喪った苦しみにもがいて、救命ブイを探し回っていました。
心身ともに緊張している状態には、言葉は入ってきませんでした。
「まだ早いんだな」と本を閉じたのを覚えています。

それから約四カ月の時間を経て、心身がゆるみ本に向かうゆとりが出来ました。
『言葉を植えた人』では、若松英輔さん意中の方々の言葉に出会えます。
本の中には私を楽にしてくれる言葉がたくさんありました。
志村ふくみさんが実の兄である画家小野元衞を看取られた話には
絵を思うように描けないまま逝った母のことが重なりました。
読み終わった時に、かたちではない方のからだに栄養が入ったと感じました。
言葉が魂の栄養になって、からだが楽になって、こころも楽になったのでしょう。

わたしに必要だったのは、こういうものだし、
これからもこういうものが必要なのだと納得しました。
先日のこと、最上和子さんの舞踏公演を観て帰る電車でメールアプリを開いたら
大手通販サイトからダイヤモンドの宣伝が届いていました。
それを見たときに浮かんだのは「魂の糧になるものしか、もう要らないんだ」でした。
(宝石が魂の糧になる方もいらっしゃるでしょう。私はそうではないのです)

家の片づけをゆっくりゆっくりながら、進めます。
いまの自分とこの先の自分に必要なものと必要でないものを見定めて
昔の自分にお別れする作業です。
冬至は、もうすぐそこです。

どなたさまも、よき夜を、よき一週間を。

 

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