「おにぎり猫のものがたり」に頂いたご感想
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ご感想をお送り頂いた皆さまに感謝申し上げます。
「おにぎり猫のものがたり」はAmazonにて販売中です
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第一巻に頂いたご感想
NetGalleyに頂いたレビュー
おすすめ度:★★★★★
おにぎりスタンドでの人情噺が始まる。
おにぎりは日常にある普通のもの。
普通の日常が人々の普通を、より良い新しい普通に上書き されて次に向かっていく。
人々が普通を感じてその有難さを感じるのも、 普通じゃないことを乗り越えてきたから、自分の過去だけでもなく、ほかの人の今も有難くありたい ことがある。
作者の自分が自分で決めた普通の自然体の丁寧さを とても大事にしているということがよくわかり、 それを読者の我々もそうだなと、自然と流れていく普通の 日常がありがたく感じる本です。
(図書館関係者)
おすすめ度:★★★★★
おにぎり屋さんの、猫の小梅。いつも優しい眼差しと穏や かな応対。ただ、小梅にだって辛いこともある。小梅の接 客とおにぎりによって、元気になって帰っていく来客者。 おにぎりの材料は普通というのが良い。「普通」が一番な ことを思い出させてくれる一冊。良い本でした。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
とてもとても心に染みました。
生きてる中でとても大切なことが、改めてストンと心に落 ちてきました。
落ちて染みて、身体が幸せな気持ちになりました。
とても辛いことがあったり罪悪感を持って生きていたり…、 いろんなことがあるけど、自分の気持ちに向き合い他者と も素直に向き合い日々を過ごしていきたい。
この気持ちを忘れないように読み返したい素敵な一冊です。 ありがとうございます!
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
おにぎり店を営む猫の小梅さんと、お店に来るお客さんの 温かい交流に癒されます。
1ページに3コマずつ、1話24コマでゆったり進むお話が読 みやすく、イラストの力強い線に安定感があるので、昔話 を聞いているような心地良さを味わえる本です。
後半の各話のあとがきで漫画に込められたミケパンチさん の願いを読むと、また前半の漫画に戻ってもう一度読み返 したくなりました。疲れた時や落ち込んだ時に読んだら少 し前を向けそうだと思います。
「おにぎりアクション」の取り組みはこの作品で初めて知 りました。こんな素敵なイベントがあったんですね。温か いお茶と一緒に手作りのおにぎりを食べたくなりました。 (図書館関係者)
おすすめ度:★★★★★
なんとも言えないやさしさに満ちたお話。
漫画の体裁ですが、ちゃんと結構があって、主人公の猫の 小梅さんの来し方も窺えます。
とある公園の小さなおにぎりスタンドを先代から引き継い で、ひとり営む小梅さん。
普通のお米、普通の具材ですが、食べた人の心にぽっと灯 を灯すような味わいのおいしさ。
お客さんはみんな少し疲れていたり、お腹を空かせていた り。小梅さんの心尽くしのおにぎりと通じて元気と安心を 受け取ります。
小梅さんは苦労をきれいに身につけたひと。心の傷を抱え てきたからこそ、今の幸せをだいじにする。支えてくれる ひとがいるから感謝で応えようとする。丁寧なおもてなし で、普通が極上になる不思議。
もっともっと読んでいたかったです。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
猫の小梅さんは、公園の一角でスタンド形式のおにぎり屋 を営んでいます。もとはこごめさんと言う猫がやっていた のですが、足を痛めて、店を閉めたので、小梅さんがその あとを継ぎました。よく犬派、猫派と言われますが、この お話には、犬は出てきません。その代わりなんでしょうか、
ネズミの神様とか竜神なんかが出てきます。つまり、神さ ま御用達になるくらい美味しいおにぎりだということです。 物語は基本的に3コマ漫画という珍しい形式で進んでいき ます(ときどき1コマのシーンは入りますが)。読んでい ると、だんだん暖かい気持ちになってほっこりとしてしま います。ぜひ皆さんも読んでみて、心が洗われる気持ちを 味わってはどうでしょうか。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
おにぎり食べたい!
まず、この一言につきます。 おにぎり限定の飯テロですね。 ここには、冒険も恋愛の駆け引きも ないけれど
何も否定せず、ありのままの自分を 受け入れてくれる素敵な世界だと 思います。
何回読んでも、癒されます。 (書店関係者)
おすすめ度:★★★★★
優しさが心に染み渡ってくるような1冊。静かで穏やかな 小梅さんの表情や言葉は、自分自身に深く向き合ってきた からこそ、内面から溢れ出てくるものなのだと、あとがき を読んでわかりました。
そして、ほんとうの優しさは、自分が多くを語ることでは なく、相手が気づきを得られるまで、寄り添いながら隣で 待つことなのではないか…と気付きました。読後、これま で自分のまわりにいて支えてくれていた小梅さんのような 存在に想いを馳せました。貴重な体験でした。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
おにぎり、って時々無性に食べたくなるもの。
この本を読んでいると、おにぎり食べたい!という気持ち に必ずやなるでしょう。普通のおにぎり、を丁寧ににぎり 続ける店主。丁寧につくるとなんでも美味しい、は魔法の ようだけれどほんとうです。家計節約に安めのお米をかっ てきます(産地は近いものを選ぶことが多い)、土鍋で炊 くようになってから、ご飯がご馳走になりました。お金は かかっていないのに。
恩送り、という言葉。この本を貫く一番の思いではないか と感じました。誰かに何かしてもらった時、そのままその 人に返すことができない、そんな気持ち、そんな恩、わか ります。恩に感じる気持ちは大切にあたためて、いつか誰 かにわたす。そうやってつながっていくということ。
伝えたい気持ち、があたたかい絵と言葉で、あふれるよう な一冊でした。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
心がほっこりあたたかくなる作品です。可愛くて優しい猫 さん達が登場します。シンプルで読みやすく、購入してか ら毎日読んでいます。共感して自分も頑張ろうと思えたり、 優しい世界観に涙が出たり、いつもほほえみを絶やさない おにぎり猫さんの悲しい過去を知り、周りの人達におにぎ り猫さんのような方がいないかと心を配ったり。読むほど に自分の心とリンクして行動を変えてみようと勇気を貰え る作品です。作者のmikepunchさんのコツコツと作品制作 に取り組む姿勢も尊敬しています。この作品が生まれた経 緯にも心を打たれます。素晴らしい作品を読ませて頂きま した。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
表紙通り、シンプルながら温かさを感じる作品でした。 普通が一番。分かっていても迷ってしまう時に、このおに ぎりを食べたら元気になりそう。
闇の中にあるから、光は輝いて見える。
疲れた心に効く、サプリマンガ。
(図書館関係者)
おすすめ度:★★★★★
公開時からずっと追いかけて読ませていただいていました。 具はたった3種類、だけど口にした者それぞれの心を満た す不思議なおにぎり。
ときおり挟まれる主人公の秘密。
どなたでもどのエピソードかに深く自身を投影できるので はないでしょうか。
海外在住でサイト掲載時条件的に読むことが出来なかった あとがきは、わたしにとってフランダースの犬に出てくる ルーベンスの絵でした。
こちらでやっと購読が叶い全部読ませていただいて、その 上でやはりミケパンチさんのおにぎり猫に出会えてよかっ たと心から思います。
ぜひ多くの人に味わっていただきたい作品です。 (レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
様々な来客を穏やかな笑顔で迎えてくれるおにぎり屋さん の小梅さん。
会話の一つ一つ、丁寧な描写が心を解きほぐしてくれるよ う。昔話を読むような懐かしさとほっこりした温かいイラ ストに癒されます。
ホッと一息つきたい人にお薦めしたい一冊。おにぎりとお 茶をお供に読みたくなります。
(書店関係者)
おすすめ度:★★★★★
公園の一角にあるおにぎり屋さん。ふつうのおにぎりとい うけれど、その場所でおにぎりを頬張ると心からほっとす る味。
立ち寄って食べたいな、あったかい想いがこもった小梅さ んのおにぎり!
中でも一番ときめいたのは、第三話に出てくるお客さんが 「ふつうでいいのかぁ」「ふつうってさいこう!」と感じ る場面。鎧を脱ぎ捨てて素のままの自分を認めてOK!と 心が軽くなる。
また、各話の最終ページにある1枚のイラストがさらに Happy&茶目っ気溢れているよ。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
おにぎり猫、不思議だけど温かい響きの言葉なのは、猫好 きだからそう思うのかしらと読み始めた。
始めはおにぎりを買いに来たお客さんのような気持ちで、 恐る恐る公園のベンチに座る。そしていただくのは3種類 のおにぎり。美味しいおにぎりを味わう。おにぎりを作り、 売る小梅さんの眼差しの温かさ。それでいて程よい距離感。 あっという間にその世界にひきこまれる。
そしてまた不思議なことに、いつの間にか視点はお客さん から小梅さん自身に寄り添う気持ちに変化している自分に 気づく。小梅さんの心の奥の哀しみや、寂しさ、それを包 む家族の存在。いつしかページをめくる私も一体となった 気分で哀しさを味わいながら、心がほんわりとしてくるの も感じる。
一生懸命に生きている姿を見て、なぜか癒される。私も同 じなの。どこか寂しくて、辛くて、でも今を少しでも大切 に過ごしていくことで前を向いているの。そんな声が自分 のなかから聞こえてきて、ありがとう、と誰にともなく呟 く。そんな一冊。
(教育関係者)
おすすめ度:★★★★★
誰にだって悩みがあったり、疲れていたり、我慢をしてい たりすることがあります。気づかないうちに、それが当た り前のことになってしまって、自分が辛いんだということ すら感じなくなってしまっていることだってあります。
小梅さんのおにぎりの味が、そんな心の痛みに効くのは、 どうやら秘密があるらしいのです。でも、それは小梅さん 自身にもよくわからないものだから、一度食べてみるしか ないのです。
わたしも小梅さんのおにぎりを食べてみたいなぁ。 (レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
今どきのおにぎりは、衛生面を考えて手袋をはめて作るの が常識だとか。
ねこの小梅さんのおにぎりは、おばあちゃんみたいなふっ くらとした素手でにぎってくれて、癒やし成分がたっぷり 含まれているに違いない。
ねこ(かわいい)×おにぎり(ソウルフード)で癒やし効 果ばつぐんの1冊。
セラピー本を探している方にもおすすめです。 (出版事業関係者)
おすすめ度:★★★★★
いつぶりのマンガか分からない程に久しぶりのマンガ。主 人公はおにぎり店を営む小梅。小梅の握るおにぎりは普通 のおにぎりだが、食べると元気が出たり楽しい気持ちにな る。今はコンビニに行けば様々な具のおにぎりを安価で簡 単に食べれるが、手で握ったおにぎりが1番美味しい。素
朴でも気持ちのこもったおにぎりだからだろう。小梅にも 悲しい過去がありそう…痛みを知っているから優しくなれ るのか。お客も様々な事情を抱えていて胸に迫るものがあ る。それぞれの後書きからも作者の優しく暖かい思いが存 分に伝わる。良い本を読ませてもらった。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
おにぎりスタンドの店主小梅が提供するのは「うめ・おかか・こん ぶ」とお茶。
普通のおにぎりしか売ってないのに、ベンチに座りおにぎりを食べ たお客さんはみんな幸せな気持ちになって帰って行く。 おにぎりだけではなく、心を提供してくれるおにぎりスタンド。 素朴なお話なのに、ほっこりし、気付き、時に苦しく、そして幸せ な気持ちにさせてくれる作品でした。
「光は闇の中で輝いている」まさに小梅の抱える闇の中で小さな光 は輝き、おにぎりを通して人に沢山の光を与えている。 人から人へと光は確かに伝わっていき、やがて光輝く世界になれば いいと思わせてくれた作品でした。
巻末、各話作者によるあとがきも丁寧に書かれていて、ミケパンチ さんのこの作品への思いが伝わって来てとてもよかったです。
小さなお子さんからお年寄りまで幅広い年齢層の方が読みやすい作 品でした。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
作者のミケパンチさんの優しい視点で語られる物語が風に 頬をそっと撫でられるような、心を支える何かに安らぎを 与えてくれる作品だと思います。オーソドックスな物語感 との感想をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、 揺るぎのない「何か」はまさに正当なのだと思います。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
もう、何度、漫画のコマが滲んで見えなくなったことでしょう。
こんな、地味で、普通で、淡々とした物語だけど・・・そのたおやかで、深い優しさは、小梅さんの過去、他の人とは、なかな か分かち合うことのできない孤独な想いから生まれているようです。
多くは語られなくても、染み込むように伝わるあたたかな思いがありました。
ミケパンチさんを、全力で応援してくれたお母様がきっと、小梅さんのような人だったのでしょうね。 たくさん、たくさん、あたたかな光をいただいたのに、何かを選んで言葉にするのはもったいない気がするほどです。でも、あ えて、ふれるのなら、山の猫男さんのことば、「このおにぎりは あんたの分身だな 苦しみを知っている強い心を持ったおにぎり だ 食べると勇気をくれる 」そう言って小梅さんのおにぎりについて語ったあと「だが、オレはあんたが 抱えている 重いものか ら 自由になる方がいい それで このおにぎりが 食べられなくなってもいい 」そして、「みんな 同じ気持ちだ」と伝えるシーン。 わたしたちの、豊かさは他の人のそうした苦しみに根を張り、優しさとして、美しさとして、美味しさとして結晶させたもの だったんですね。当たり前のように、そんな強く深い優しさに包まれていながら、何もお返しできていない自分です。忘れてし まうような自分です。
でも、小梅さんは、どうしたか、もう、信じがたい偶然のような運命の出会いの感謝をどうやって、返していったか・・・小梅 さんだけの、普通で、小梅さんらしく、小梅さんだけのおにぎりをつくっていきます。小梅さんのその時の目の前の人に、その 時々のおもいをこめて・・・
派手で個性的。そんなことばかり求めてた今までの自分です。でも、これからは、小梅さんたちのように深く生きてみたい、そ う、こころに決めています。ありがとうございました。
(書店関係者)
おすすめ度:★★★★
素朴な絵と素朴なストーリー。素朴なおにぎり屋さんの素 朴なおにぎり。素朴だらけだけれど、読んでいるだけで何 だか元気が出ます。おにぎりスタンドのお客さんに元気と 力をくれる小梅さんとおにぎり。そんな幸せのおにぎりは 小梅さんの辛い経験や苦しみが、人を想う気持ちや優しさ になっているのですね。小梅さんの願いは何なのだろう? 私も小梅さんのおにぎりを食べてみたいです。
(書店関係者)
おすすめ度:★★★★
1ページに3コマの漫画が数ページで1話。ちょうどいい ボリュームだ。
各話の終わりには1枚の絵がある。これまたホッとさせて もらえる。
各話には「あとがき」がある。電子で読んだので、各話の 終わりの「1枚の絵」をクリックすると「あとがき」に飛 べるみたいな仕掛けがあってもいい。そしてまた「あとが き」から次の話に戻る。
三種類しかない素朴で普通のおにぎり、器は上質なものを 使い、小さな店の前にはのんびりできるベンチ。これだけ の設定でホッとするような暖かな物語を生み出しているの は作者の温かい視線ならでは。
また別のシチュエーションで展開するストーリーをぜひ読 んでみたい。
(メディア/ジャーナリスト)
おすすめ度:★★★★
普通の素朴なものが人を温めるのだな。特別なことができ る特別な人ではなくても、誰かを温め、支え、そっと背中 を押すことができる。そして人から受け取った優しさを、 別の誰かに手渡すことができる。世の中、それに尽きるな。
ノリオさんの優しさのモトが知りたい。
(図書館関係者)
おすすめ度:★★★★
ほのぼの可愛いギャグ漫画のようなものかと勝手に思って いました。前半は漫画で後半は作者さんがどう思ってどう 考えて作品に落とし込んだかの過程を知ることができます。
初めは漫画と文章とを交互に載せれば良いのにな、と思い ましたがこ漫画は漫画だけ、文章は文章のみの方がお子さ んも手に取りやすそうだなと思いました。漫画だけ読んで もよし、文章を読んでもよしという感じで。
森でおにぎり屋さんを営む猫さんは素朴なおにぎり3種の みを売っています。近くにあるベンチに腰を下ろしておに ぎりを食べるとその空間が色んなことに気付きを与えてく れます。
人間関係に少し疲れた人にもおすすめかもしれません。 (レビュアー)
おすすめ度:★★★★
おにぎりを作る猫の癒し系漫画、かと思いきや、ひとつひ とつのお話に込められた作者の想いを読むと、心に響く言 葉がたくさんあり、ただの漫画じゃなかったと思い改めま した。
弱っていたり、少し迷いがある中にいる時に、そっと背中 を撫でてくれ、「大丈夫だよ」と語りかけてくれるような 漫画です。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★
ネコさんの話となれば読まずにはいられません。初読みの 方でしたが、シンプルで優しさを感じる絵に惹かれました。 主人公の小梅さんもよかった。小さい頃の辛い体験を経て、 先輩ネコのこごめさんからおにぎりの作り方を教わって、 公園にあるお店を譲り受ける。普通のお米を使い作るおに ぎりは、梅とおかかとこんぶの三種類のみ。けれど、にぎ る手の平に、小梅さんのお客様を大切に思う気持ちが入る から、きっと美味しくなるのだろう。読了後に、じんわり と温かい気持ちになりました。毎回最後に小梅さんが言う 台詞「あなたもどうぞ、公園の小さなおにぎり屋へお越し ください。おにぎりとお茶をととのえて、お待ち申し上げ ております。」すごく印象に残りました。
(図書館関係者)
おすすめ度:★★★★
やさしいやさしい物語ですね。おいしそうなおにぎりとね こ、嫌いな人はきっといない!穏やかな小梅さんには秘め られた過去があるが、それを語ることができてよかった。 この先も素敵なおにぎりスタンドがみんなを幸せにします ように!
(書店関係者)
おすすめ度:★★★★
おにぎりアクションがきっかけで、 この漫画は誕生したそ うです。
普通のおにぎり、いつものおにぎり。そのおにぎりを食べ たくなりました。
どの話もとても優しくて、最後に「またおこしくださいま せ」という台詞になんだか嬉しくて読み進めました。 そしてそれぞれの話のあとがきが掲載されていて、漫画を 読みこの物語に対する作者の思いがより深く知ることがで きました。
私が一番心に残ったのは第五話の小梅さんがお客さまに 言った言葉です。小梅さんの優しい言葉だからこそ、「恩 送り」がとても心に沁みました。
心があたたかくなるお話なのでまた読み返したいし、小梅 さんの話の続きを読んでみたいです。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★
本書は「おにぎりアクション」がきっかけで誕生したそうだ。
おにぎりアクションとは、日本の代表的な食である「おにぎり」をシンボルに、 「おにぎり」の写真をSNSや特設サイトに投稿すると、 1枚の写真投 稿につき給食5食分に相当する寄付(100円)を協賛企業が提供し、 認定NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを通じてアフリカ・アジアの子どもた ちに給食をプレゼントできる取り組み。
2020年のおにぎりアクションはイラストでも参加できると知った著者が、noteに猫とおにぎりの記事を投稿したところからマンガ化することに なったそうだ。
絵は決して上手い訳ではないが、著者の人となりが現れているように思う。本作の世界観にはぴったり。
主人公(猫)の小梅さんは、公園のおにぎりスタンドでおにぎりを販売している。
メニューは梅、おかか、昆布の3種類だけ。
訪れる客たち(猫)は、「なーんだ3種類だけか」と言いながらも、素朴なおにぎりの味わいに心身ともに満たされて帰ってゆく。 登場する猫たちはどれも個性的で、それぞれ事情を抱えながらも懸命に生きている。
何かと緊張の毎日でホッとさせてくれるものの一つは食事…というのは誰も同じではないだろうか。
いや、忙しさに流されて、本当はホッとする時間であるはずの食事もホッとできなかったりするの毎日ではないだろうか。 コロナ禍においては楽しいはずの食事も緊張する時間になってしまった。
だからこそ、シンプルだけど丁寧に生きることの大切さを感じる。
本書では大きな事件が起こったり、大きな冒険や、ドラマチックな出会いが描かれている訳ではない。
しかし、小梅さんがおにぎりに込めている気持ちや、相手に踏み込みすぎず…でもそっと寄り添う様子に、一つの生き方を見せてもらったように思う。 頑張った1日の終わり…コンビニのおにぎりであっても、ちょっとお茶を入れて食べてみると、小梅さんのおにぎりを食べているような気分で元気に なれるかも。
(メディア/ジャーナリスト)
おすすめ度:★★★★
描き込まれていない単純な線のイラストが良い。 細部まで細かく描いてあったら話が入ってこないかも。
私も小梅さんとおしゃべりしたいし、ベンチに座っておに ぎりを食べたい。
明日のお昼はおにぎりを握りろうかな。
(書店関係者)
おすすめ度:★★★★
猫が主役のほのぼのとしたシンプルな漫画。それだけなら、いくらでもあ る。
それでもなにか、この本は自分にとって特別な本だと感じる。 おそらくそう感じたのは私だけではない。だからこそ読まれ、求められて 本という形になったのだろう。
その秘密はおそらく、繰り返し登場する『ととのえて』という言葉の源に ある。
小梅の言う「ととのえる」とは見た目を美しく揃えることではない。おに ぎりを生み出す自らの思考と精神と体調をととのえることも指している。 人の口に入りやがて体を構成するものを、心身の揺らぎなく作り上げて提 供する小梅の矜持。その強さと優しさに、人々は惹かれるのだろう。
そしてもう一つ。
『そのものである事こそが、最も特別な事のはずだ』という著者の哲学が、 この本を通して一貫して描かれている。
ライフワークと呼べるものがある人は、なんと強いのだろう。 好きで好きでその本質へ、中心へ向かって突き詰めていくと、いつしかそ れが人生哲学になるからかもしれない。
このメッセージが、読者を強く支えている。
そして同時に、ありきたりになりがちな「猫が主役のほのぼのとしたシン プルな」この漫画が人々の「特別」になる理由を最も明確に表しているだ ろう。
私にとっても、何度も読み返したくなる忘れがたい一冊だ。 (書店関係者)
おすすめ度:★★★★
足湯みたいな本だ。
ひとりでいること、黙っていること、に居心地の悪さを感 じさせたりせず、冷え切って痛いくらいの足を素のまま、 人肌プラスアルファの温度で、ただ温めてくれる。 誰かのために、おにぎりを作りたくなる本でした。 (図書館関係者)
おすすめ度:★★★
羽海野チカさんの猫ちゃんの絵にすごく似ているなと思い ました。
雰囲気があったかくほんわかとしていて、丁寧に描かれた 作品だと思いました。
3コマずつなので、ゆっくりと読み進めていくことができ ました。
目が忙しくなく、じっくりと読むことができました。 (教育関係者)
おすすめ度:★★★
スマホで読んでいるせいかもしれませんが、少し文章量が 多い気がします。
セリフはいいのですが、特にナレーション的な地の文が長 く、リズムよく読めませんでした。
ほんわかした絵やストーリーはとても良かったです。 (書店関係者)
おすすめ度:★★★
表紙の猫のほほえみに惹かれてリクエストした。 読み手にそっと寄り添うようなストーリーと、シンプルな がらも温かみのあるイラストが作者の人柄をあらわしてい るように感じた。
日常の中にあるちょっとしたことや躓きに心をとめ、気づ きをあたえてくれる。
まんがと作者の解説がセットになっている方がより読みや すいと思う。
(図書館関係者)
おすすめ度:★★★
おいしいおにぎりを食べて、ほっこりして、それだけなの に、マイナスな気持ちをプラスに考えることができる。 そんないくつものお話しを読んでいると、こちらの気持ち もほっこりしてきて、なんだか良い気分になってきます。 普通なのにとてもおいしくて、心を洗ってくれる小梅さん のおにぎりはどんなのだろう?食べたい!! そして意外と暗い過去をお持ちの小梅さんも、お客さんと のふれあいで救われる気分になって、一方通行でないのも 素敵です。
(書店関係者)
おすすめ度:★★★★★
かわいい!かわいい!そして、ほんわかしていて、それでいて、本当にかわいい。
私もいつか、こんなふうにおにぎりと珈琲(お茶よりも、珈琲が好き)を心の
疲れている人や、私みたいに寂しがり屋の人にさらっと出してあげたいです。そ
んな気持ちになりました。料理は、まだまだ得意ではないですが、シンプルなお
にぎりなら、なんとか作れるのではと思っています。大切なのは、そう愛情だ!
こんなふうに商売度外視して、おにぎり作りたい!優しい気持ちになれる一冊
でした。感謝。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
軽い気持ちでさらっと読めそうな漫画を探していたところ出会いました。内容紹
介で主人公の小梅が心の奥に傷を抱えていることを知り、奥深い物語の予
感がして読むことにしました。一見、小梅の握るおにぎりによって癒されたり、心
が晴れやかになったりするお客さん達のお話でした。素朴なおにぎりに小梅の
気持ちがこめられていて、小梅の心が形のあるおにぎりとして何かを抱えたお
客さんの心に働きかけていたのかなと思います。闇の中にある光をとても上手く
表現した漫画です。あとがきで作者の方の気持ちに触れることができ、物語が
より味わい深いものになりました。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
公園の一角の小さなおにぎりスタンド。おにぎりは、うめ、おかか、こんぶの
三種類、といたってシンプル。でも、このおにぎりを食べると、元気が出て、
楽しくなるという。
元店主のこごめさんを「先生」と呼び、今も感謝を忘れない現店主の小梅
さん。そして、ひとからもらった恩は、次の人に返すという教えも忘れない。
ベンチで、ホッとしながら、おにぎりを食べ、絶妙なタイミングで出されたお茶
も飲む。静かな風や空や木々を感じながらの短い時間。でも、それはきっ
と至福の時間。
押し付けることは一切しない。けれど、小梅の温かい見守り、心のこもった
おにぎりは、みんなを幸せにしてくれる。私も、小梅さんのおにぎり、食べた
いなあ。
小梅の家族、ネズミ神、山の猫男など、どのキャラクターも、あったかい。
外伝で、小梅の師匠こごめの過去と、さらに師匠ウメのことが語られる。
「おにぎりはね(中略)いきものだから やさしくね いい子だいい子だって
言いながらね」今度、おにぎりをつくる時は、そうしてみよう。
コミックだが、最後には各話の紹介・コミックで描き切れなかったらしいあとが
きがある。コミックとエッセイの2種類を同時に楽しめるつくりなのも、いい。
小梅さん、お代わり、お願いします!
とりあえず、インスタ、フォロー!
(レビュアー)
おすすめ度:★★★★★
イラスト・文章ともに優しさに溢れた作品だと感じました。
そして辛い過去があっても他の方に優しさを伝えるすべがあるというのは
素晴らしいですね。
私も自分に出来る方法で、周りの方に優しく出来たらいいなと思いまし
た。
何度も読みたくなる作品です。
(レビュアー)
おすすめ度:★★★
猫とおにぎり…両方ともとても好きなので読んでみた。短編で淡々として
いるけれど、とてもあたたかいお話ばかりでした。
お話の最後にいつも出てくるフレーズがとてもいいですね、ほっこりします。
人は誰かを頼っていい、ひとりでは生きていけないからというのがテーマな
のかな?自分に言われているようでした。こんなおにぎり屋さんが近くに
あったらいいなぁ…
(レビュアー)
Amazonに頂いたレビュー
★★★★★
おにぎりのような、素朴な味わいの中に滋味のある漫画
優しい筆致で描かれる、シンプルにして温かい画風
「癒される」の一言では言い尽くせない、自身と他者への慈しみ
ペーパーバック版を購入しました
コマの配置はゆったりとしていて文字も大きく、ホッと一息つきたい時やひとりで静かに過ごしたい時におススメの作品だと思います
いわゆる、可愛い・和む、といったほんわか風味がメインの『ねこ漫画』ではありません
おにぎりをつくってお客様をおもてなしする猫が主人公ですが、単なる擬人化とも違います
おにぎり猫とその家族、お客様がやってくるどこか不思議で優しい森は、私たちの暮らす世界のどこかにほんとうにあるのじゃないかと思えるような魅力があります
一つ一つのエピソードにクスっと笑ってしまうこともあれば、読者自身の姿を重ねたり、耳に痛い台詞にぶつかったりすることもあるでしょう
けれどもそれこそが本作品が秘める「訴える力」なのではないかとおもいます
読んでいてお腹がすくかもしれません
できるならば、本書の傍らにおにぎりと温かいお茶の御用意を、おススメいたします(*’ω`)
(Amazonに頂いたレビュー)
各話に頂いたご感想(ご感想フォーム、メール、SNSから)
子猫の絵柄がとても可愛らしいなあと思っていたので、キッズ主役が嬉しかったです。こんぶちゃん、ベンチの前で一礼する仕草は、彼女の気持ちからなのでしょうか。ご両親が挨拶の大切さをしっかり伝えられたのでしょうか。可愛らしい年ごろだけど、気持ちはとても大人なこんぶさんでしたね。読ませて頂きありがとうございました!<第二十二話 絵を描く子>
風に飛ばされた絵を追いかけ、そっと戻した無口な鳥さん。アンサングヒーローってこの物語に寄り添うように登場している、この鳥さんのような存在なんだろうなと思いました。
こんぶちゃんの絵がどんなふうに枝を張り葉を茂らせるのか?鳥さんも楽しみで仕方ないのでしょうね(*´ω`*) <第二十二話 絵を描く子>
更新待ってましたで早速読ませていただきました!
ダイエットの話は身につまされる(笑) <第二十話 食べてはいけない>
日々忙しく、ゴールデンウィークでやっとここまでたどり着きました_( 」∠)_去年の今頃は、まだ抗がん剤の疲れで体調も悪く、やっと回復してきたのだなぁと実感です
今日の丸いおにぎりと3角おにぎり、私は食い意地が張ってるから、私ならもう一度丸いおにぎり注文して、丸と3角計6個しれっと食べちゃいそうです(だって美味しいんだもの)。それに小梅ちゃんともっと話をするチャンスですから( *´艸`)
小梅ちゃんの孤独と優しさ、これからも見守らせてください(。-人-。)
<第二十六話 三角のおにぎり>
こんぶちゃんの 絵を描いている時の音が
『 あー……… 絵を描き慣れている人の 音だ! 』と
思いました
すごくリアリティーがあり
その7コマが 動画のように 感じました
<第二十二話 絵を描く子>
食べることは、生きることに欠かせないし、食べる喜びは生きる喜びの中で大きなものです。罪悪感を感じる必要はないです。自分が感じる喜びを大事にしていきたいものです。
絵がとてもきれいです。じっくりと楽しみたいです♪
<第二十話 食べてはいけない>
丸いおにぎりがいい猫さんの方に三角おにぎりがあるのをはらはらしながら読みました。
でも、美味しかったみたいでよかったです。お互いの間違いや、こだわりを怒るでもなく、過度に気を使うのでもなく、力まずに受け入れ合える関係はいいなあと思いました。
こまやかでよく気がつく小梅さんも、うらやましく感じたのでしょうね。
<第二十六話 三角のおにぎり>
ふるえて、泣きました。
おにぎり、おいしくてよかった。
<第二十八話 おにぎりがおいしいなんて>
昨日から素晴らしいものを見ることが出来て胸がいっぱいです。
そっとおにぎりを差し出す小梅さんの優しさ、お父さんのお仕事と
逼迫した心境、そして最初は飢えた目をしていた女の子の心境の変化‥‥‥。
小梅さんに感謝を伝えたときは優しい顔をしていて、
あぁ……。良かったね‥‥‥となりました。
<第四話・第五話>
今日のお話、特別に好き!!!!
助け合い!!!
ねずみさんたちが「よこせ」ではなく「食べたい」って言ってるのが、
また好き!!!!!
<第六話>
絵本のような絵柄と穏やかな言葉で紡がれる心地よい雰囲気に癒されました。
丁度お腹がすいているタイミングで読ませていただいたので、猛烈におにぎりが食べたくなりました!
近くにおにぎり猫さんのお店があればなぁ(´゚艸゚)∴
続きのお話も、ぜひ拝読させていただきます!(*^▽^*)
<第一話 公園のおにぎりスタンド>
第二巻に頂いたご感想
おにぎり猫さんの世界に浸るとなぜだかずっと涙が出てきます。
心のデトックスでしょうか。世界がとっても優しくてあたたかくて
外伝のオニ族のお話にもなにやらとても共感してやはり涙が出ました。
心に傷を負った姿が痛々しくて抱き締めたくなりました。
外伝もやはり優しいお話です。
素敵な物語を本当にありがとうございます。生きる元気を貰えます。
あのベンチが私はとても好きです。
シンプルなのになんだかまるくてあたたかい。座ってみたくなりますね♡
(メールで頂いたご感想)
どのお話しも大好きですが、外伝で山の猫男さんたちのお話しを読めて嬉しかったです。
ネタバレになるので書けませんが、泣きました。私も支え合える仲間たちと静かに暮らしたいです。
次巻も楽しみにしています。(Amazonレビューより)